


2024年は1月1日の能登半島地震がおきたことで、おもやいも物資の募集、仕分け、配送などのためにそよぎのスペースを活用しました。たくさんの物資が集まり、トラックいっぱいの物資を配送し、スタッフもここから交代で能登での活動を始めることになりました。



災害支援を続ける中でも、毎月のごはんの日は、たくさんの地域の方々のお力添えを得て、開催を続けられています。

4月には、能登の災害を踏まえて、防災学校を開催しました。令和元年よりずっと支援をしてくださっている味の素冷凍食品さんの炊き出しもあり、避難所について考える講座、乾物で防災食づくりの講座などもやっていきました。

8月には、国際交流カフェを開催しました。ルワンダで活動されているガテラ・ルダシングワさんん、真美さんご夫婦の現地での活動についてお話を聞きました。


毎月のごはんの日の他、困窮家庭への物資支援も毎月行っています。毎回それぞれお話を聞きながら、50世帯ほどへの必要なものを配布しています。さまざまな状況でなかなか困窮から抜け出せないご家庭が多く、相談できるところとして、おもやいを頼って、つながっていてくれたら、何かちょっとでもお力になれることが見つかるかも知れない。そんな気持ちで毎月続けています。
※そよぎ学習会 毎週火曜日
※こどもの遊び場 毎週水曜日
も定期開催をしています。こどもたちの安心できるもうひとつの居場所となるよう続けています。
また、ホールや和室は、貸しスペースとして、地域の方々や各団体の方々の講習会、交流会に活用していただいています。お互い様の気持ちで、育ち会えるような場所として活用していただいています。
能登半島は、9月の豪雨災害にも見舞われてしまいました。おもやいでは、佐賀県内の災害復旧支援活動と共に、能登への支援も継続的に続けています。
災害支援の活動拠点として、また地域の方々との交流拠点として、一歩一歩進んでいます。今後もたくさんの方に関わっていただき、つながりを深め、助け合う地域づくりの一助となればとおもいます。

*不動産について、利用状況について(2024年9月末現在)
こどもの遊び場毎週30~35人、学習塾毎週8~12人、ごはんの日毎月約50人 物資配布・相談等毎月50人 レンタルスペース毎週30名など 合計毎月380人程利用 イベント開催時はプラス60名程度
*成果として実感していること
被災された方への物資支援、元気を出してもらうためのサロンやオープンデーを継続的に開催することで、困ったときにはお互いに声を掛け合う関係性ができてきた。ごはんの日はおもやいのスタッフだけでは実現できなかったが、被災された地区の方々からの「こども食堂がしたいね!」という声により、実施することができるようになった。物資配布などは当団体だけでなく武雄市内や大町町の団体とも連携し、実施できている。
例年の被災地域の真ん中に施設があり、国道34号線沿いでもあるため、近隣の方々からは見えるところに「おもやい」があるということで大きな安心感を得ている。台風予報や高齢者等避難指示がでるような時には、いち早く地区の区長さん民生委員さんと連絡を取り合い、高齢者の方々の安全な避難のためのお手伝いを行っている。
・困窮支援等の中での問題解決に向けて、それぞれに専門家からの支援や各部署の連携が必要となる場合には、「そよぎ」での面談や会合などを行い、行政の時間に合せた相談ではなく、相談者の方のご都合に合わせた第一歩の相談窓口として、ゆったり安心して来ることができる場所となっている。



建物には、休眠ロゴのはいった木板を設置しています。